夜行フェリーで過ごす贅沢な時間!満天の星空とデッキの魅力

絶景

都会の喧騒を離れ、エンジン音と波の音だけが響く洋上へ——。夜行フェリーの旅は、単に目的地へ移動するための手段ではありません。「乗ること自体が旅の目的」となる、非日常の贅沢な時間そのものです。

sky with clouds during daytime

陸地の明かり(光害)から完全に隔離された洋上で見上げる「満天の星空」と、心地よい夜風を全身に浴びながら360度の大パノラマを独り占めできる「展望デッキ」。この2つこそが、夜行フェリーならではの最大の魅力です。この記事では、プロの旅行リサーチャーの視点で、星空とデッキの魅力が際立つ全国の夜行フェリー5航路を徹底調査しました。次の休日は、満天の星の下で眠る贅沢な船旅に出かけてみませんか。

1. 東海汽船「さるびあ丸」|東京〜伊豆諸島(大島・利島・新島・式根島・神津島)

東京・竹芝から、星空観光で名高い「プラネタリウムアイランド(伊豆諸島)」を結ぶ夜行大型客船が、東海汽船の「さるびあ丸」です。都心から気軽にアクセスできる離島航路でありながら、星空体験のクオリティは折り紙付きです。

星空の特徴

  • 東京湾のきらびやかな夜景(レインボーブリッジを真下から見上げる迫力!)からスタートし、船が進むにつれて人工の光が消え、吸い込まれるような満天の星空へとグラデーションのように変化していきます。
  • 目的地の一つである神津島は、世界的にも貴重な「星空保護区(ダークスカイ・パーク)」に認定されている、日本屈指の星空スポットです。

デッキの魅力

  • 「トップデッキ(展望デッキ)」には、柔らかいゴムチップが敷き詰められており、地上の芝生に寝転ぶようにして、のんびりと頭上の天然プラネタリウムを鑑賞できます。
  • 「6甲板サイドデッキ」は、星空が見えやすいように透明なオーニング(日よけ・雨よけ)が設置されているなど、星空観賞に特化した素晴らしい設計となっています。

2. 太平洋フェリー「いしかり」「きそ」「きたかみ」|名古屋〜仙台〜苫小牧

blue sky and white clouds

「フェリー・オブ・ザ・イヤー」を何年も連続受賞している、日本を代表する最高峰の豪華長距離フェリーです。名古屋・仙台・苫小牧を結ぶこの航路は、太平洋のど真ん中を航行するため、圧倒的なスケールの星空体験ができることで知られています。

星空の特徴

  • 陸から完全に離れた暗黒の海を航行するため、遮るもののない夜空に「空から星が降ってくるような」感動的な体験ができます。運が良ければ、流れ星や天の川も肉眼ではっきりと捉えられます。
  • 朝には、水平線から昇る神々しい日の出をデッキから拝むことができ、夜から朝への劇的な変化も見どころの一つです。

デッキの魅力

  • 特に「宇宙(スペーストラベル)」をデザインコンセプトに持つ「きたかみ」は、船内プロジェクションマッピングによる宇宙の演出に加え、リアルな宇宙(満天の星)をスカイデッキから体感できることで大人気です。
  • 広大で開放感あふれるスカイデッキは、夜間でも安全に星空を満喫できる贅沢な空間として設計されています。

3. 野母商船「太古」|博多〜五島列島

福岡・博多港を深夜に出発し、五島列島の島々(宇久島・小値賀島・中通島・福江島など)をのんびり繋ぐ情緒あふれる夜行フェリーです。他の大型フェリーとは一線を画す、極上のプライベート感が魅力です。

星空の特徴

  • 九州の美しい離島群へ向かう航路のため、夜が更けるとともに五島列島周辺の澄み切った夜空と、数え切れないほどの星々が海面に反射するロマンチックな光景が広がります。

デッキの魅力(極上のプライベート体験)

  • この船の最大の贅沢は、1室限定の最高客室「スイートルーム」です。
  • スイートルームには船首部分を丸ごと独占できる「専用プライベートデッキ」が備わっています。誰の目も気にせず、パジャマ姿のままでプライベートデッキに出て、星空や五島の島々を真っ赤に染める最高の朝焼けを独り占めすることができます。

4. 名門大洋フェリー|大阪〜新門司

関西と九州を結び、瀬戸内海の穏やかな海をゆったりと航行する大人気長距離フェリーです。揺れが少なく、初めての夜行フェリーにもおすすめの航路です。

星空と夜景の特徴

  • 外洋と比べて揺れが非常に少ない瀬戸内海航路のため、船酔いが心配な方でも安心してデッキでの時間を過ごせます。
  • 夕暮れ時のオレンジ色のグラデーションから始まり、深夜には人工の光が届かない海域で満天の星空が広がります。

デッキの魅力

  • 瀬戸内海に架かる3大架橋(明石海峡大橋、瀬戸大橋、来島海峡大橋)の真下をくぐり抜ける瞬間をデッキから見上げられます。
  • ライトアップされた巨大な橋が頭上を通過するダイナミックな景観と、静寂に包まれた夜空のコラボレーションは、この航路のデッキでしか味わえない唯一無二の贅沢です。

blue sky with white clouds during sunset

5. 新日本海フェリー「らべんだあ」など|関西・北陸・東北〜北海道

舞鶴・敦賀・新潟・秋田から北海道(小樽・苫小牧)を最速レベルで結ぶ、日本海を北上する高速フェリーです。ロマンチックな旅にもぴったりの航路として、カップルからも人気を集めています。

星空の特徴

  • 街の明かりが全く見えない日本海の遥か沖合を進むため、環境省が認定する「星空保護区」に匹敵するレベルの暗闇(極限の光害ゼロ環境)を体験できます。
  • 新月の時期には、普段は見えないような細かな星屑や天の川を、肉眼でパノラマ体験できます。

デッキの魅力

  • 船尾に設けられた広々としたオープンデッキからは、遮るものが一切ない360度大パノラマの宇宙が広がります。
  • 記念日などの旅行にも人気で、ディナーの後に静かな波の音を聞きながら、デッキでロマンチックな星空鑑賞や写真撮影を楽しむカップルやトラベラーが多く訪れます。

星空を最大限に楽しむための「旅のコツ」

せっかくの満天の星空も、ちょっとした知識がないと十分に楽しめないことがあります。ここでは、フェリーのデッキで星空を最大限に満喫するためのプロのコツを4つご紹介します。

1. 「暗適応(目を暗さに慣らす)」を待つ

明るい船内からデッキに出てすぐは、目が慣れていないため星が見えにくく感じます。デッキに出て10〜15分ほど滞在すると、目が暗闇に慣れ(暗適応)、最初は見えなかった無数の星や天の川がくっきりと浮かび上がってきます。スマホの画面を見るのもできるだけ控えましょう。

2. 万全の防寒・風対策

洋上は遮るものがないため、常に強い風が吹いています(船の進行風もあり体感温度は数度下がります)。夏場でも羽織れる長袖の上着や、秋冬はマフラーやカイロなどの防寒具を必ず用意しましょう。

3. 安全と足元への配慮

夜の外部デッキは潮風や波しぶきで大変滑りやすくなっています。スリッパやサンダルではなく、滑りにくいスニーカーなどでデッキに出るようにし、

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